宝くじ売り場に勤めるのは難しい?仕事内容やどんな人が向いているか調査

よく街中で見かける宝くじ売り場。ボックスの中で販売員さんが座って対応しているので、「座ってできるし楽そう」や、「なんか暇そうだし私にもできるのでは?」なんて思っている人も多いのではないでしょうか。今回は、宝くじ売り場に勤めるのは難しいのか、その仕事内容やどんな人が向いているのかについて、調査してみました。

宝くじ売り場に勤めるのは難しい?

宝くじ売り場に勤めるのは難しい?

担当直入に言うと、比較的楽ではあり、誰でもできるか?と問われれば誰でもできる仕事になります。

しかし、実際に宝くじ売り場で働いてみると、「こんなはずではなかった」や「思っていたより難しい」と思う人が多い事も事実です。なぜ、宝くじ売り場に勤めるのは難しいのでしょうか?

現金などを取り扱う

まず、大きな要因の1つは、現金などを取り扱う事にあります。宝くじは1円や10円などの小銭はなく、少なくとも100円単位で消費税なども関係ないために計算は比較的楽です。また、売り場には端末がありその端末で計算もしてくれるので、そこまで難しい事はありません。しかし、スーパーのように預かったお金を入れると自動的に計算しておつりが出てくるものではなく、端末への入力は人の手でするため、間違いが発生する事もあります。違算が出た場合などは報告などもあるため、日々間違いのないように気を張って仕事しなければなりません。最近では、カード払いなどに対応している売り場もありますが、その際にも、金額が間違いないように気をつけなければ、もし間違いが発生した場合には大変な処理に対応しなければならず、気を抜くことはできません。

顧客対応が難しい

宝くじ売り場には、様々な人が訪れます。宝くじに精通している常連さんや、宝くじを初めて購入する方、それぞれのお客様に合わせて対応する事が必要となります。適格にアドバイスできる能力と知識が必要で、また、クレームなどにも対応する事もあるため、常日頃から会話には気を遣う点も精神的な負担に繋がります。また、1人の人への対応に時間がかかる場合などでも、後ろに並んでいる人への配慮や気遣い、声かけなども必要になる事があります。

労働時間が不規則

宝くじ売り場では、来店者数が多く何人かで対応している売り場もありますが、基本1人または2人での勤務という売り場が多くなっています。2人売り場などでは早番と遅番に分かれており、早番の場合は開店準備などを1人で、遅番は閉店準備を1人で担当しなければなりません。シフトなどで取り決められており、早番だけや遅番だけの勤務にはあまりならないので、その日によって勤務する時間が異なります。また、繁忙時にはお客さんが途切れずに、トイレにも行けないくらい忙しくなることもあります。売り場によっては、繁忙時に閉店時間をのばして対応する場合もあり、勤務時間が長くなることもあります。

突然の休みは取りづらい

宝くじ売り場では、数人によるシフト制で成り立っているところがほとんどです。休みは取りやすい環境ではありますが、一度シフトが決定してしまうと、突然の休みでは他の販売員が対応しなければならないために、少し取りづらいところはあります。お互い様なので体調不良の時などは仕方ないのですが、やはり心苦しく感じてしまうところがあります。

求人が少ない・希望の場所で働けない事もある

そもそも、宝くじ売り場の求人が少ないこともあります。特に、家の近くの売り場で働きたいと思っても求人がなければ働けません。また、みずほ銀行の売り場での販売員については、1つの売り場でずっと働けるわけではなく、パートで働いていても異動がある事もあり、また、人が少ない売り場へ応援に向かう事もあります。

宝くじ売り場の仕事とは?

宝くじ売り場の仕事とはどんな事をするのでしょうか?主な業務を紹介します。

  • 宝くじ券の販売と換金

その日販売する宝くじ券の準備と販売。抽せん後のくじ券のお調べと当せんした分の換金対応。

  • 顧客への対応

お客様からの質問や要望への対応とアドバイス。高額当せん者への対応やクレームへの対応。

  • 店内や店外の整理

売り場内外の清掃。POPやのぼり、発売中の宝くじや当せん番号の掲示など。

  • 金銭の管理

宝くじ購入や換金に際して入出金の管理全般。

  • 事務作業

売り上げの報告作成やデータ入力。宝くじ券の在庫管理など。

どんな人が向いているの?

宝くじ売り場に勤めるには、どんな人が向いているのでしょうか?

責任感が強い人

宝くじ売り場の仕事は、基本1人で全部請け負う個人事業主のようなものです。宝くじ売り場では、金銭の取り扱いについて正確で迅速に対応する必要があります。また、ミスが大きなトラブルへと発展する可能性もあるために、注意深く責任感を持って仕事をすることが必要となります。

人と接する事が好きな人

宝くじ売り場では多くのお客さまが訪れるため、その人に合わせた対応が必要となります。臨機応変にお客様の要望などをくみ取り、積極的にコミュニケーションを図る事が円滑な仕事を進める上でも重要です。親しみやすく心配りのできる接客は、お客様からの信頼にも繋がり、リピーターになってくださる可能性もあります。

柔軟に考えることができ、冷静に対応できる人

宝くじ売り場は、基本お客様対応がメインとなるので、様々な出来事がおこることがあります。その際に感情的にならずに冷静に対応する事が重要となります。また様々なお客様や、売り場での人間関係などもあるので、柔軟に物事を考えられる人はスムーズに業務を進めることが出来ます。

狭いスペースでも大丈夫な人

宝くじ売り場はボックス型の店舗なども多く、狭い空間で仕事をしなければならない事もあります。そのため、狭い空間でも抵抗ない人、また、長時間座りながらの仕事になるので、その点についても抵抗ない人は向いていると言えるでしょう。また、冷暖房完備とは言え、外に面している売り場がほとんどなので、厚さや寒さに強い人も向いているかもしれません。

まとめ

今回は、宝くじ売り場に勤めるのは難しいのか、また、宝くじ売り場の仕事やどんな人が向いているかについて調査いたしました。宝くじ売り場での仕事は、お客様と接する事が多く、笑顔で円滑なコミュニケーションをとる事が重要です。また、お金の管理があるためにプレッシャーを感じる事も多いかもしれません。しかし、お客様から感謝される事も多く、またお客様の笑顔が溢れる場所でもあります。夢や希望を与えられる、やりがいのある素晴らしい仕事でもあるので、気になった方は求人情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。