2025年も新年度が始まり、宝くじの販売もまた新たな1年を迎えます。4月1日から発売の1等1000万円のブロックくじなどもありますが、注目したのは、9日から始まる「宝くじ発売80周年記念くじ」。1枚200円で1等前後賞あわせて1億円が狙える宝くじです。今回は「宝くじ発売80周年記念くじ」について、発売期間や買い方、当せん金や当選などをご紹介していきます。
宝くじ発売80周年記念くじについて
それでは、宝くじ発売80周年記念くじについて、概要や当せん額、発売期間や抽せん日について紹介しましょう。
宝くじ発売80周年記念くじの概要
はじめに「宝くじ発売80周年記念くじ」の基本的な情報を紹介します。
- 名称:第1051回全国自治宝くじ 宝くじ発売80周年記念くじ
- 発売期間:2025年4月9日(水)~2025年5月6日(火)まで
- 購入金額:1枚200円
- 発売総額:60億円(3ユニット3,000万枚)
- 購入場所:全国宝くじ売り場・オンラインストア
宝くじ発売80周年記念くじの当せん額・当せん本数は?
宝くじ発売80周年記念くじは1等が6,000万円、前後賞が2,000万円で、前後賞合わせて最高1億円が当たるくじになっています。また、今回は2万円が当たる特別賞の設定もあります。他の等級も含めた当せん金や当せん本数、当選確率について表にまとめてみました。
- 宝くじ発売80周年記念くじ(等級/当せん金/当せん本数/当選確率)
等級 | 当せん金 | 当せん本数 | 当選確率 |
1等 | 6,000万円 | 3本 | 1/10000000 |
1等の前後賞 | 2,000万円 | 6本 | 1/5000000 |
1等の組違い賞 | 10万円 | 297本 | 1/101010 |
2等 | 100万円 | 300本 | 1/100000 |
3等 | 5万円 | 9,000本 | 1/3333 |
4等 | 1万円 | 30,000本 | 1/1000 |
5等 | 2,000円 | 300,000本 | 1/100 |
6等 | 200円 | 3,000,000本 | 1/10 |
特別賞 | 2万円 | 15,000本 | 1/2000 |
宝くじ発売80周年記念くじの発売期間と抽選日は?
今回の宝くじ発売80周年記念くじの発売期間は2025年4月9日(水曜日)から5月6日(火曜日)までです。
例年では、この時期に発売されるのは「春の開運宝くじ」(2024年は全国1000回記念くじ)ですが、80周年に合わせて名称が変更になっており、発売期間も連休が終わるまでに伸びています。
また、抽せんは2025年5月9日に、東京宝くじドリーム館で行われます。発売終了からわずか3日での抽せんとなるので、忘れないうちに結果を確認できそうですね。
宝くじ発売80周年記念くじの買い方
ここからは、宝くじ発売80周年記念くじの買い方についてご紹介します!
宝くじ売り場やオンラインでの購入
宝くじを購入するには、全国各地にある宝くじ売り場やオンラインで購入する事ができます。宝くじ売り場では誰でも気軽に購入でき、今回のくじの販売期間がゴールデンウィークにかかっているので、旅先で購入するなんてこともできますね。
また、どこにも出かけないし、売り場に行くのも面倒なんて人は、オンラインでの購入がおススメです。宝くじ公式サイトでは、会員登録をして、支払い方法・当せん金受け取り口座を設定すれば、どこからでも何時でも購入する事が出来ます。
おススメの買い方はある?
宝くじ発売80周年記念くじは、1枚200円でジャンボ宝くじなどと同じく1枚から購入できます。1枚200円なので予算的にはジャンボ宝くじよりも多い枚数が購入できますね。
10枚単位で購入する!
多くの宝くじは10枚で1袋として販売しています。10枚単位で購入すれば、1/10の確率で当たる5等は必ず1枚入っています。最低限ではありますが、1枚ずつで10回購入するよりは、確実に1枚は当せんするので10枚単位での購入がおススメです。
連番かバラかを選ぶ基準は?
10枚1袋で購入する場合、今回は1等の前後賞の設定もあるので大きい当たりを狙いたい人は連番で購入すると良いでしょう。
調べる楽しみが欲しい方はバラもおススメです。今回は特別賞の設定もあるので、さらに調べる楽しみは増えそうですね。
売り場で3連バラ(バラ10枚を3袋)を購入する!
また、オンラインでの設定はありませんが、売り場では3連バラなどでも購入できることがあります。3連バラは、3袋合計で3枚の連番が10種類揃う事になるので、バラでありながら1等前後賞も狙える買い方になります。ただし、ジャンボのように3連バラの設定があるわけではなく、必ず購入できるものではありません。詳しくは売り場で、3連バラでの購入が可能か聞いてみる事をおススメします。
宝くじ発売80周年記念くじの特徴
「宝くじ発売80周年記念くじ」は1等が6000万円の全国自治宝くじです。等級は1等から6等の設定があり、1等の前後賞も設定されているので、1等前後賞合わせて1億円の当せんが狙えるくじになっています。また、1等の組違い賞や特別賞の設定もあるので、チャンスが広がっている宝くじだと言えそうです。1等の前後賞や組違い賞、特別賞って何?と思われる方もいるかもしれませんので、簡単にご紹介します。
1等の前後賞
1等の前後賞とは、1等の当せん番号の前後の番号にあたるものです。つまり、1等の当せん番号と「同じ組番号」で「末尾が1つ違いのもの」を指します。
連番を10枚購入し1等が当せんした場合、必ず前後賞の1つは入っているので、「1等の当せん賞金+前後賞の当せん賞金」がもらえるという事になります。
当せん本数は、1等の当せん番号の前後2枚が該当するので、必ず1等の当せん本数の2倍の本数になります。
1等の組違い賞
1等の組違い賞とは、1等の当せん番号と「全く同じ番号」で「組が違うもの」を指します。つまり、当せん番号が「001組123456」だった場合、もし「123456」の番号のくじ券を持っていれば、組が違っても「1等の組違い賞に当せんした」という事になります。
特別賞とは
特別賞は、設定された等級以外にその宝くじに合わせた賞が設定されるもので、ジャンボ宝くじや季節ごとの特別な宝くじで設定される事が多くなっています。過去には車や旅行券などが当たる賞として設定された事もありました。今回は、特別賞として2万円が当たるチャンスがあります。
宝くじの歴史
今回のくじは「宝くじ発売80周年記念くじ」という事で、簡単に宝くじ発売の歴史についてもご紹介します。
昭和20年10月「宝くじ」の発売が開始!
宝くじとしての発売が始まったのは、昭和20年(1945年)7月でした。当時軍事費の調達の為に1枚10円で1等10万円が当たる富くじ「勝ち札」が発売されました。しかし、抽せん前に終戦となり「勝ち札」ではなく「負け札」と呼ばれてしまったそう。同年10月からは「宝くじ」の名称で政府第1回宝籤を発売。更に各都道府県での宝くじの発売も開始され「地方宝くじ」も発売されるようになりました。
昭和29年 政府宝くじから全国自治宝くじへ
政府宝くじとして発売されていた宝くじが、昭和29年からは「全国自治宝くじ」として発売開始されました。また、各地の自治宝くじ連合も活発化し、昭和34年には現在のブロックでもある、東京都、関東・中部・東北自治宝くじ、近畿宝くじ、西日本宝くじが発売になっています。
宝くじ人気と賞金の高額化
その後、宝くじ人気に支えられ、賞金も高額化。日本でのオリンピックブームに沸いた昭和30年代後半にはオリンピックマークを入れて発売されました。昭和40年に最高当せん金額は700万円となり、昭和43年には1,000万円と、宝くじ人気にあわせ賞金も高額となっていきます。
地域医療等振興自治宝くじとジャンボ宝くじの発売開始
昭和49年には自治医科大の整備資金調達を目的とした地域医療振興自治宝くじの発売が開始。また昭和54年に「サマージャンボ宝くじ」が発売開始され、ジャンボ宝くじが人気の宝くじとして定着していき、現在もその人気は続いています。
まとめ
今回は、宝くじ発売80周年記念くじについて、発売期間や抽選日、買い方などについてご紹介させていただきました。1等前後賞合わせて1億円と高額が当たるチャンス。ジャンボ宝くじと比べると1等の当せん金額は低いかもしれませんが、1枚200円で購入できて大きいチャンスがあり、3等5万円などの当せん確率は割と高めになっているので、おススメしたい宝くじです。