素人は行かない方がいい?「京都」本物のやばいパワースポット5選

京都といえば、古都の美しい寺社仏閣を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、その裏には観光客が足を踏み入れることをためらうほどの神秘的かつ恐ろしいパワースポットも存在します。

今回の記事では、霊感が強い人が敬遠するという京都のやばいパワースポットを5つ紹介します。歴史的背景や言い伝えに触れながら、異世界のような雰囲気を持つ場所を深掘りしていきます。

安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)

安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)

(出典:安井金比羅宮HP

場所:京都市バス「東山安井」下車徒歩1分、京阪本線「祇園四条」駅から徒歩10分

安井金比羅宮は、治承元年(1177)ごろに創建され、主祭神に崇徳天皇を祀っています。悪縁を切り、良縁を結ぶことで有名な神社です。悪縁とは、人間関係だけでなく、病やギャンブルなどがあります。悪縁を切りたいと切実に思う人が多く訪れるためか、神社には独特な雰囲気が漂っており、人によっては近づけないと言う人もいるパワースポットです。

縁切り縁結び碑(いし)

安井金比羅宮の象徴的な巨石。この巨石は多くの人々の切実な願いが込められており、願いがかかれた「形代(かたしろ)」に覆われたそれは、見ているだけでその重みを感じるほどです。特に悪縁を切りたいと願う人々が多く訪れます。形代には「大嫌いな人との縁を切りたい」といった切実な願いが書かれており、見るだけで重みを感じることも。あまり凝視しない方が良いかもしれません。

 

貴船神社(きふねじんじゃ)

貴船神社(きふねじんじゃ)(出典:貴船神社 公式HP

場所:京都市バス『貴船』から徒歩4分、叡山電鉄鞍馬線『貴船口』駅から徒歩28分

貴船神社は、創建の年代は不詳ですが、神武天皇の母である玉依姫命が水神を祭ったのが始まりとされています。現在の社殿は、天喜3年(1055)に再建され、社本宮・奥宮・結社があります。

祭神は、高龗神(タカオカミノカミ)です。貴船神社は、古くから山岳信仰と結びついており、神秘的な雰囲気が漂います。

 

丑の刻参り

貴船神社は、丑の刻参り発祥の地としても知られています。丑の刻参りとは、深夜2時頃に行われる呪いの儀式です。相手に見立てた人形を神社で打ち付け、呪いをかけるものとして知られています。

実際には、深夜に貴船神社に立ち入ることは出来ません。しかし、特に夕方から夜にかけての境内は、静けさとともに神聖な雰囲気が漂い、異世界に踏み込んだような気になります。

 

白峯神宮(しらみねじんじゃ)

白峯神宮(しらみねじんじゃ)

(出典:白峯神宮HP

場所:京都市バス「堀川今出川」下車徒歩1分、地下鉄烏丸線「今出川」駅下車徒歩8分

白峯神宮の祭神は崇徳天皇と淳仁天皇です。明治天皇が明治元年(1868)に創建されました。白峯神宮では、スポーツ、勉学にご利益があるとされ、特にスポーツ選手や武道家が勝負運を祈るために訪れる神社として知られています。

崇徳天皇御廟

崇徳天皇は、平安時代の政治が混乱した時代に天皇家内部の抗争の犠牲になり、讃岐国に流罪となりました。最期には強烈な怨み抱き、自らの舌を噛み切り、その血で「日本国の大魔縁となり、皇を取って民とし民を皇となさん」「この経を魔道に回向す」と遺しました。その後も数々の怪奇現象が報告され、崇徳上皇の祟りは大いに恐れられました。

安井金比羅宮も崇徳天皇を祀っていますが、日本を震え上がらせた怨霊を慰める場では、くれぐれも失礼のないように、敬意を払ってお参りしましょう。

清明神社(せいめいじんじゃ)

清明神社(せいめいじんじゃ)

(出典:清明神社HP)

場所:京都市バス「一条戻り橋・清明神社前」下車徒歩すぐ、地下鉄「今出川」駅から徒歩12分

清明神社は、平安時代の有名な陰陽師である安倍晴明を祀る神社です。創建は、寛弘4年(1007)、清明公の偉業を讃えた一条天皇の命により現在の場所に社殿が設けられました。陰陽師の聖地として知られており、訪れるだけで厄除けや運気アップが期待できるとされる強力なパワースポットです。

一条戻り橋

一条戻り橋には、死者が生き返ったという逸話が残っています。そのため、嫁入り前の女性や縁談に関わる人々は、嫁が実家に帰ってこないようにと橋に近づかないという慣習があるとか。逆に戦時中は、兵役に向かう子どもが無事に帰るよう橋を渡らせたという話もあります。

一条戻り橋は、京都でも有数の冥界に繋がるスポットです。現代でも地元の人々は特別な意味を持つ場所として敬遠することがあります。

三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)

三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)

(出典:蓮華王院 三十三間堂HP

場所:京阪本線『七条』駅から徒歩3分

三十三間堂は、平清盛によって長寛2年(1164)によって建立され、仏教文化の象徴的な建物として現在も多くの参拝者を集めています。堂内に並ぶ千体以上の千手観音像は圧巻です。観音菩薩は慈悲の象徴であり、千手観音は、病気平癒や厄除け、開運などをもたらすと信じられています。

観音像が並ぶ本堂

本尊である「千手観音坐像」が本堂の中央に座し、その左右を千体以上のそれぞれ表情の違う「千体千手観音立像」が並びます。本堂の全長は約120Mあり、「日は永し、三十三間堂長し」と夏目漱石も感嘆したほどのスケールです。

観音像に見守られる空間では、とても静謐とした雰囲気が漂います。自分の心の暗い部分まで見透かされそうな気がしてくるので、隠したいことがある人は気をつけてくださいね。

京都のやばいパワースポットまとめ

いかがでしたか?今回は、京都のパワースポットのやばい部分を紹介しました。京都には、観光地として知られるスポットだけでなく、歴史や伝説が色濃く残る神秘的な場所が存在します。これらの場所を訪れる際は、軽い気持ちではなく、敬意と慎重さを持って参拝しましょう。特に霊感の強い方は、その場の雰囲気に飲まれないように注意してくださいね。